タイガー・ウッズは49位Tで最終ラウンドへ|ザ・ノーザントラスト2018の結果速報

タイガー・ウッズが2013年以来5年ぶりにフェデックスカップ(FedexCup)プレーオフでプレーすることになりました。

2018年に使用されるリッジウッドカントリークラブでプレーするのは2010年以来8年ぶりで、その時には12位タイでフィニッシュしています。

フェデックスカップ(FedexCup)ランクは20位、世界ランク26位で迎えることになったザ・ノーザントラストで、2013年以来の優勝の期待がかかります。

そのタイガー・ウッズの全ラウンド結果速報です。

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1. 使用される用語の簡単な解説

このページで使用される用語の簡単な解説です。速報の分析で頻繁に出てきますので、不明なときはご参照ください。

■ 簡単な用語解説

ストロークスゲインド(Strokes Gained):同大会の同一コースの過去のデータをベースに、その選手が平均値よりも優れているか、劣っているかを数値化したもの

ストロークスゲインド・オフ・ザ・ティー(SG:OFF-THE-TEE):パー4、パー5のティーショットによって、どれだけ平均的な選手よりスコアを稼ぐことができたかを示す。ティーショットのスコアへの貢献度。

ストロークスゲインド・アプローチ・ザ・グリーン(SG: APPROACH TO THE GREEN):30ヤードを越えるグリーンへのアプローチショットによって、どれだけ平均的な選手よりスコアを稼ぐことができたかを示す。アプローチショットのスコアへの貢献度。

ストロークスゲインド・アラウンド・ザ・グリーン(SG: AROUND THE GREEN):30ヤード以内のグリーンへのアプローチショットによって、どれだけ平均的な選手よりスコアを稼ぐことができたかを示す。ショートゲームのスコアへの貢献度。

ストロークスゲインド・ティー・トゥ・グリーン(SG: TEE TO GREEN):ティーからグリーンまでのショット全体によって、どれだけ平均的な選手よりスコアを稼ぐことができたかを示す。ショット全体のスコアへの貢献度。

ストロークスゲインド・パッティング(SG:PUTTING):グリーン上のパッティングによって、どれだけ平均的な選手よりスコアを稼ぐことができたかを示す。パッティングのスコアへの貢献度。

ストロークスゲインド・トータル(SG:TOTAL):フィールドの平均よりも良いスコアでそのラウンドをプレーできたかを示す。

2. 過去のノーザントラスト出場時の成績の一覧

ザ・ノーザントラストに出場するのはビュイッククラシックを含めると6回目となります。過去の出場時の成績とコースは以下の表のとおりとなっています。

Year Tiger Winner Course
2001 16位T -4 セルヒオ・ガルシア -16 ウェストチェスターCC
2003 13位T -7 ジョナサン・キー -13 ウェストチェスターCC
2009 2位T -8 ヒース・スローカム -9 リバティナショナルGC
2010 12位T -7 マット・クーチャー -12 リッジウッドCC
2012 38位T 1 -10 ペスページ・ブラック
2013 2位T -10 アダム・スコット -11 リバティナショナルGC

過去に2度、2位タイでフィニッシュしているのですが、いずれもリバティナショナル・ゴルフクラブのため、参考程度のデータとなります。

3. タイガー・ウッズの開幕前の最新情報

タイガー・ウッズの開幕前の最新情報です。

3.1. PGAツアー公式サイトのパワーランキング

PGAツアー公式サイトのロブ・ボルトン氏による優勝予想であるパワーランキングでは7位評価となっています。

ボルトン氏のコメントは以下のとおりとなっています。

First appearance in the event since 2013 and just his second trip to Ridgewood (T12, 2010). Ranked second in birdies-or-better percentage with the putter en route to solo second at Bellerive.

『このトーナメントに出場するのは2013年以来で、リッジウッドカントリークラブでプレーするのは、まだ2回目だ(2012年に12位)。パターでのバーディ・オア・ベター率でフィールドの2位になるなどし、全米プロゴルフ選手権では単独2位のフィニッシュをしている。』

レギュラーシーズン終了時点でのタイガー・ウッズのストロークスゲインドのスタッツは以下のとおりとなっています。

  • ティショットの貢献度:-0.055(134位)
  • アプローチショットの貢献度:0.952(4位)
  • ショートゲームの貢献度:0.453(9位)
  • ショット全体の貢献度:1.351(11位)
  • パッティングの貢献度:0.384(27位)
  • フィールド平均との差:1.735(5位)
  • メモリアル・トーナメントのあたりではパッティングで苦しんでいました。

    しかし、メジャーで13勝を上げたエースパターの『スコッティキャメロン ニューポート2 GSS』から、マレット型のテーラーメイドの『TPコレクション・アードモア3』に変更した後は、安定した結果を残すことができています。

    パターの変更が奏功したことはストロークスゲインド・パッティング(パットの貢献度)に顕著に現れていて、スイッチ前の89位から27位に大きく改善されていますし、2位となった全米プロゴルフ選手権ではストロークスゲインド・パッティング(パットの貢献度)が5.053でフィールド全体で10位となりました。

    いつ優勝してもおかしくないスタッツが並んでいるため、全米プロゴルフ選手権の2位をステップにした復活優勝が期待されます。

    タイガー・ウッズの予選ラウンドはマーク・リーシュマン、トミー・フリートウッドとの組み合わせで、第1ラウンドは午前7時54分(日本時間8月23日午後8時54分)、第2ラウンドは午後12時55分(8月25日午前0時55分)にスタート予定となっています。

    4. タイガー・ウッズのラウンド別結果速報

    タイガー・ウッズのザ・ノーザントラスト2018のラウンド別結果速報です。

    4.1. ROUND 1 (60位T) ショット、パットともに今一歩の初日に

    第1ラウンドのタイガー・ウッズのホールバイホールとプレーの詳細は以下の表のとおりとなっています。

    THE NORTHERN TRUST 2018_Tiger Woods_R1

    今日は2バーディ、2ボギーのイーブンとスコアを伸ばせず、首位と5打差の60位タイとカットライン上でのスタートとなりました。

    タイガーの現在のスタッツの中で、弱い部分があるとすればティショットとなるのですが、フェアウェイキープ率は64.29% (9/14)で125選手中で59位タイと平均前後になりました。ただ、曲げた時の幅が大きいこともあり、ストロークスゲインド・オフ・ザ・ティー(ティショットの貢献度)は-0.160で72位と平均を下回りました。

    スコアを伸ばす時にはティショットが多少乱れても、その後のアイアンでカバーしてしまうのですが、今日はパーオン率が61.11% (11/18)で88位と下位にランクされたことが示すとおり、リカバリーしきれませんでした。

    ショットの精度もなかなか上がらず17番パー5で残り124ヤードから1mにつけた以外は、なかなかピンに絡まず11番の3.5m、3番の3.7m、8番の3.8mが短めのバーディチャンスとなる状態でした。そのためストロークスゲインド・アプローチ・ザ・グリーン(アプローチショットの貢献度)は-0.416とマイナスで79位にとどまっています。

    ティーからグリーンまでマイナスが多くなったラウンドで、ショートゲームとパッティングは悪くはないものの、カバーしてスコアを伸ばすほどの良さはなく、今一歩の印象が残るラウンドとなりました。

    以下は初日を終えた時点でのスタッツです。

    スタッツ Round 1 Rank
    ティショットの貢献度 -0.160 72
    アプローチショットの貢献度 -0.416 79
    ショートゲームの貢献度 -0.003 59
    パッティングの貢献度 0.095 58
    ショット全体の貢献度 -0.572 76
    フィールド平均との差 -0.477 T60
    フェアウェイキープ率 64.29% (9/14) T59
    ドライビングディスタンス 281.8 T41
    ロンゲストドライブ 309 T57
    サンドセーブ率 — (0/1) T74
    スクランブリング 71.43% T35
    パーオン率 61.11% (11/18) T88
    パーオン時の平均パット 1.818 T77

    プレーオフシリーズの第3戦までの進出は確実な状況なのですが、最終戦のツアーチャンピオンシップとなると、そこまでにポイントを上積みしていくことが必要です。

    プレーオフの最終戦にタイガーがいるかいないかは、盛り上がりに大きな違いが生じます。明日は午後スタートとなりますが、スコアを伸ばして決勝ラウンドでポイントを稼いでくれることを期待しています。

    タイガー・ウッズはマーク・リーシュマン、トミー・フリートウッドとの組み合わせで午後12時55分(8月25日午前0時55分)にスタート予定となっています。

    4.2. ROUND 2 (67位T) グリーン上で苦しみ予選カットぎりぎりに

    第2ラウンドのタイガー・ウッズのホールバイホールとプレーの詳細は以下の表のとおりとなっています。

    THE NORTHERN TRUST 2018_Tiger Woods_R2

    第2ラウンドは2つのバーディが先行したものの、終盤に2つのボギーを叩いてスコアを伸ばせず、カットライン上の67位タイで辛くも予選突破となりました。

    第2ラウンドのストロークスゲインドのスタッツは以下のとおりとなっています。

    • ティショットの貢献度:+0.429
    • アプローチショットの貢献度:+2.099
    • ショートゲームの貢献度:+0.055
    • ショット全体の貢献度:+2.582
    • パッティングの貢献度:-3.006
    • フィールド平均との差

    2バーディでしたが、アイアン、ウェッジはキレていてバーディチャンスを量産しています。

    3番で1.4m、5番で4.1m、7番で2.1m、8番で3.1m、10番で4.1m、12番で4.9m、13番で1.7m、14番で2.5mとバーディチャンスがありましたが、決めることができたのは7番と13番の2ホールだけでした。

    バーディパットを多く外したことに加えて、1.5m、1.2mのパーパットを外すなどしているため、ストロークスゲインド・パッティング(パットの貢献度)は-3.006と大きくマイナスになりました。

    ショットはアイアンがキレていてパーオン率は88.89% (16/18)と高く、ショートゲームも安定し、ティショットも大きなミスはありませんでした。

    そのためショット全体では2.582とプラスでしたが、グリーン上で全てを吐き出すだけでなく、マイナスとなってしまいました。

    4.3. ROUND 3 (49位T) 2日連続でグリーン上で苦しみ伸ばしきれず

    第3ラウンドのタイガー・ウッズのホールバイホールとプレーの詳細は以下の表のとおりとなっています。

    THE NORTHERN TRUST 2018_Tiger Woods_R3

    今日は3バーディ、ノーボギーの68と大きくスコアを伸ばすことまではできず、前日の67位から49位に順位を上げるにとどまりました。

    今日もアイアンとウェッジは好調でチャンスを量産しました。しかし、パッティングが決まりませんでした。

    3番で2.5m、6番で3.5m、7番で3.7m、8番で4.2m、9番で3.8m、12番で1.2m、13番で3.4m、14番で5.0m、15番で2.7m、18番で1.9mと非常に多くのチャンスを作りました。しかし、このうち決めることができたのは6番の3.5m、14番の5.0m、18番の1.9mの3つにとどまりました。

    このようにバーディパットは決めることができなかったのですが、第2ラウンドにように短めのパーパットを外すことはなかったため、ストロークスゲインド・パッティング(パットの貢献度)は-1.047にとどまりました。

    ただ、ティショットは0.333、バーディチャンスを量産した100ヤードを越えるアプローチショットは2.137、ショートゲームも0.402とティからグリーンまで安定していました。それを反映してストロークスゲインド・ティー・トゥ・グリーン(ショット全体の貢献度)は2.872と第2ラウンド以上の数字となりました。

    昨日はパッティングのマイナスが-3.006と非常に大きなマイナスでしたが、今日は-1.047とマイナスではありますが、数字を抑えることができたため、フィールド平均を上回り順位を上げることができました。

    3日間のキースタッツは以下のとおりとなっています。

    スタッツ Round 1 Round 2 Round 3 Total Rank
    ティショットの貢献度 -0.153 0.429 0.333 0.609 34
    アプローチショットの貢献度 -0.404 2.099 2.137 3.832 9
    ショートゲームの貢献度 0.002 0.055 0.402 0.459 44
    パッティングの貢献度 0.101 -3.006 -1.047 -3.952 76
    ショット全体の貢献度 -0.555 2.582 2.872 4.899 12
    フィールド平均との差 -0.454 -0.424 1.825 0.947 T49
    フェアウェイキープ率 64.29% 64.29% 64.29% 64.29% T39
    ドライビングディスタンス 281.8 289.9 293 288.2 28
    ロンゲストドライブ 309 305 342 342 3
    サンドセーブ率 (0/1) (0/1) (0/1) (0/3) T77
    スクランブリング 71.43% 50.00% 100.00% 78.57% T4
    パーオン率 61.11% 88.89% 72.22% 74.07% T16
    パーオン時の平均パット 1.818 2.000 1.769 1.875 T78

    3日間のストロークスゲインド・ティー・トゥ・グリーン(ショット全体の貢献度)は4.899で12位と上位にランクされているのですが、パッティングが-3.952で80選手中76位と低迷していることが大きく足を引っ張っています。

    パッティングが決まればビッグスコアが出せるというショットの状態のため、最終日にアジャストできれば一気にリーダーボードを駆け上がってくる可能性があります。

    ショットの状態が良いだけに、最終日のグリーン上の対応が鍵を握ることになりそうです。

    最終ラウンドはオースティン・クックとの組み合わせで、午前10時(日本時間6月26日午後11時)に1番ホールからスタート予定となっています。