タイガー・ウッズは5年ぶりの復活優勝で通算80勝目!ツアーチャンピオンシップ2018の結果速報

Tour Championship_Catch

タイガー・ウッズが2013年以来5年ぶりにシーズンファイナルのツアーチャンピオンシップに進出しました。

2018年は全米プロゴルフ選手権では2位、全英オープンで6位タイ、バルスパーチャンピオンシップで2位タイ、クイッケンローンズナショナルで4位タイ、アーノルドパーマー招待で5位タイ、BMWチャンピオンシップで6位タイと復活を遂げた1年となりました。

ただ、復活優勝は成し遂げることができていません。2017-18シーズンの最終戦で有終の美を飾る勝利への期待がかかります。

そのタイガー・ウッズのツアーチャンピオンシップ2018でのホールバイホール、キースタッツ、プレーの速報です。

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1. 使用される用語の簡単な解説

このページで使用される用語の簡単な解説です。速報の分析で頻繁に出てきますので、不明なときはご参照ください。

■ 簡単な用語解説

ストロークスゲインド(Strokes Gained):同大会の同一コースの過去のデータをベースに、その選手が平均値よりも優れているか、劣っているかを数値化したもの

ストロークスゲインド・オフ・ザ・ティー(SG:OFF-THE-TEE):パー4、パー5のティーショットによって、どれだけ平均的な選手よりスコアを稼ぐことができたかを示す。ティーショットのスコアへの貢献度。

ストロークスゲインド・アプローチ・ザ・グリーン(SG: APPROACH TO THE GREEN):30ヤードを越えるグリーンへのアプローチショットによって、どれだけ平均的な選手よりスコアを稼ぐことができたかを示す。アプローチショットのスコアへの貢献度。

ストロークスゲインド・アラウンド・ザ・グリーン(SG: AROUND THE GREEN):30ヤード以内のグリーンへのアプローチショットによって、どれだけ平均的な選手よりスコアを稼ぐことができたかを示す。ショートゲームのスコアへの貢献度。

ストロークスゲインド・ティー・トゥ・グリーン(SG: TEE TO GREEN):ティーからグリーンまでのショット全体によって、どれだけ平均的な選手よりスコアを稼ぐことができたかを示す。ショット全体のスコアへの貢献度。

ストロークスゲインド・パッティング(SG:PUTTING):グリーン上のパッティングによって、どれだけ平均的な選手よりスコアを稼ぐことができたかを示す。パッティングのスコアへの貢献度。

ストロークスゲインド・トータル(SG:TOTAL):フィールドの平均よりも良いスコアでそのラウンドをプレーできたかを示す。

2. ラウンド別の結果速報

ツアーチャンピオンシップ2018のラウンド別の結果速報です。

2.1. ROUND 1 (1位T) イーグル締めの「65」で首位タイ発進

タイガー・ウッズの初日はトミー・フリートウッドとの組み合わせで、午後12時30分(日本時間9月21日午前1時30分)にスタートしました。

第1ラウンドのホールバイホールとプレーの詳細は以下の表のとおりとなっています。

Tour Championship 2018_Tiger_R1

今日は1イーグル、4バーディ、1ボギーの65でプレーを終えて、リッキー・ファウラーと並んで5アンダーの首位タイでプレーを終えています。

第1ラウンドのタイガーはティからグリーンまで、そしてグリーン周り、グリーン上とすべてのカテゴリーで安定していました。

ストロークスゲインド(Strokes Gained)のスタッツは以下のとおりとなっています。

  • ティショットの貢献度(OFF THE TEE):+1.334(5位)
  • アプローチショットの貢献度(APPROACH TO THE GREEN):+1.554(6位)
  • ショートゲームの貢献度(AROUND THE GREEN):+0.507(9位)
  • パッティングの貢献度(PUTTING):+1.252(6位)
  • ショット全体の貢献度(TEE TO GREEN):+2.931(3位)
  • フィールド平均との差(TOTAL):+4.183(1位T)

フルフィールドが30名ではありますが、レベルの高く、状態の良い選手が揃っている中で、すべてのカテゴリーで上位にランクされています。

ストロークスゲインド・ティー・トゥ・グリーン(ショット全体の貢献度)はBMWチャンピオンシップで+7.893で2位にランクされましたが、ストロークスゲインド・パッティング(パットの貢献度)が0.641で31位にとどまったことで優勝には手が届きませんでした。

今週の初日はショットが良い状態を維持しながら、パッティングでも8.4m、8.0m、4.6mを決めるなどしてスコアを稼ぐことができました。ただ、パッティングはショートレンジに関してはやや不安が残るところがあり、1番で1.6m、2番と8番で2.9mを決めることができませんでした。

しかし、これらは欲を言えばという次元の話であって、素晴らしいプレーで、素晴らしいスタートが切れたことは間違いありません。

BMWチャンピオンシップでも首位タイで初日を終えて、復活優勝への期待が高まりました。が、第2ラウンドでややつまずいた結果、最終日に上位を捉え切るには至らなくなってしまいました。

今週はフルフィールドの人数が少ない分、優勝のチャンスが大きいことは間違いなく、その中で首位スタートをきれました。この出だしを生かして残り3ラウンドを走りきってくれることが願われます。

2.2. ROUND 2 (1位T) 粘り強いゴルフで首位タイをキープ

第2ラウンドのタイガー・ウッズのホールバイホールとプレーの詳細は以下の表のとおりとなっています。

Tour Championship 2018_Tiger_R2

今日は5バーディ、1ダブルボギー、1ボギーの68でプレーを終え、通算7アンダーでジャスティン・ローズと並び首位タイとなっています。

2番パー3で5.7mを決めてバーディが先行しますが、その後はスコアに動きがなく、9番パー3でグリーンのカラーから事実上の3パットでボギーを叩き、5アンダーでハーフターンします。

折り返してすぐの10番と11番ではパーオンを逃しますが、ショートゲームが素晴らしくパーを拾います。その後に12番パー4では残り127ヤードから1.4mにつけてバーディ、12番で2.5mのパーパットを決めて凌いだ後に、14番で5.5m、15番で7.3mと立て続けに長い距離を沈め、8アンダーの単独トップに躍り出ます。

このまま後続を引き離すかに思われましたが、16番ではティショットを左に曲げた後、バンカー、フェアウェイと渡り歩いての4オン2パットのダブルボギーで、6アンダーに後退します。

上がりホールの18番パー5ではティショットは337ヤードのビッグドライブでフェアウェイを捉え、残り227ヤードから2オンに成功します。昨日に続いてのイーグルとはなりませんでしたが、バーディを決めて7アンダーとしプレーを終えました。

第2ラウンドはティショットがやや乱れ気味で、フェアウェイキープ率は50.00% (7/14)にとどまりました。それに引きずられてパーオン率も昨日の77.78% (14/18)から61.11% (11/18)に落としました。

しかし、グリーン周りとパッティングで粘り強くのリカバリーし、スクランブリングは71.43% (5/7)となっています。

2日間を終えた時点でのスタッツは以下の表のとおりとなっています。

スタッツ Round 1 Round 2 Total Rank
ティショットの貢献度 1.134 0.233 1.367 7
アプローチショットの貢献度 1.513 -0.126 1.387 14
ショートゲームの貢献度 0.455 1.325 1.780 2
パッティングの貢献度 1.198 0.935 2.133 6
ショット全体の貢献度 3.102 1.432 4.534 4
フィールド平均との差 4.3 2.367 6.667 T1
フェアウェイキープ率 71.43% (10/14) 50.00% (7/14) 60.71% (17/28) T4
ドライビングディスタンス 310.1 305.6 307.9 T7
ロンゲストドライブ 328 337 337 T46
サンドセーブ率 100.00% (2/2) 100.00% (2/2) 100.00% (4/4) T1
スクランブリング 100.00% 71.43% 81.82% 1
パーオン率 77.78% (14/18) 61.11% (11/18) 69.44% (25/36) T9
パーオン時の平均パット 1.714 1.636 1.68 6

第2ラウンドのストロークスゲインド・アプローチ・ザ・グリーン(アプローチショットの貢献度)は-0.126
とややマイナスになりました。ショットの精度が落ちた分、ピンチも増えたのですが、ショートゲームが素晴らしく、ストロークスゲインド・アラウンド・ザ・グリーン(ショートゲームの貢献度)は1.325というプラスでカバーしました。

2日間終えた時点でストロークスゲインド・ティー・トゥ・グリーン(ショット全体の貢献度)が+4.534で4位、ストロークスゲインド・パッティング(パットの貢献度)が+2.133で6位と、ティーからグリーンまでプレー全体で良い数字が並んでいます。

後はショットでもうひと押しがあればという状況で、ムービングサタデーで抜け出す可能性もあるスタッツです。

ジャスティン・ローズなど好調な選手が上位にいるため、勝つのは簡単ではありませんが、復活優勝への期待が高まる初日、2日となっています。

第3ラウンドのタイガー・ウッズはジャスティン・ローズとの組み合わせで、午後2時30分(9月23日午前3時30分)にスタート予定となっています。

2.3. ROUND 3 (1位) 圧巻の5連続バーディで単独トップに浮上

タイガー・ウッズの第3ラウンドのホールバイホールとプレーの詳細は以下の表のとおりとなっています。

Tour Championship 2018_Tiger_R3

今日は5連続を含む7バーディ、2ボギーの65でプレーを終え、2位のロリー・マキロイとジャスティン・ローズに3打差をつけての単独トップに立ちました。

フロントナインは圧巻のバーディラッシュでした。

1番で7.0mを決めると、3番では2.5m、4番では6.5m、5番では2.1m、6番では2.0m、7番では1.6mというバーディパットを沈め、一気に13アンダーまで伸ばしました。

その後は、ショットがやや不安定になったこともありバーディを一つ奪うにとどまりましたが、このラウンドのベストスコアで2位以下に3打差をつけるトップに立ちました。

以下は3日目のプレーのハイライト動画です。

今日のストロークスゲインドのスタッツは以下のとおりとなっています。

  • ティショットの貢献度:1.043
  • アプローチショットの貢献度:-0.093
  • ショートゲームの貢献度:0.146
  • パッティングの貢献度:2.972

前半は3m以内のバーディチャンスを量産したショットは、後半に入るとやや安定感を失い、ピンチが増えました。そのためストロークスゲインド・アプローチ・ザ・グリーン(アプローチショットの貢献度)は-0.093とほんの僅かではありますが、マイナスになりました。

しかし、パッティングは終始安定していました。3.0m以内のファーストパットを外したのは9番の2.8mのパーパットだけと取りこぼしがなく、加えて6.5m、7.0mのパットを決めたため、ストロークスゲインド・パッティング(パットの貢献度)は大きくプラスとなりました。

3日間を終えた時点でのスタッツは以下の表のとおりとなっています。

スタッツ Round 1 Round 2 Round 3 Total Rank
ティショットの貢献度 1.134 0.233 1.043 2.410 5
アプローチショットの貢献度 1.513 -0.126 -0.093 1.294 10
ショートゲームの貢献度 0.455 1.325 0.146 1.926 3
パッティングの貢献度 1.198 0.935 2.972 5.104 1
ショット全体の貢献度 3.102 1.432 1.095 5.629 3
フィールド平均との差 4.300 2.367 4.067 10.733 1
フェアウェイキープ率 71.43% (10/14) 50.00% (7/14) 71.43% (10/14) 64.29% (27/42) T3
ドライビングディスタンス 310.1 305.6 304.3 306.7 10
ロンゲストドライブ 328 337 349 349 T13
サンドセーブ率 100.00% (2/2) 100.00% (2/2) 66.67% (2/3) 85.71% (6/7) T2
スクランブリング 100.00% 71.43% 71.43% 77.78% 1
パーオン率 77.78% (14/18) 61.11% (11/18) 61.11% (11/18) 66.67% (36/54) T13
パーオン時の平均パット 1.714 1.636 1.364 1.583 1

パッティングの貢献度が5.104で1位、ショット全体の貢献度は5.629で3位と隙きのない状態となっています。あえて不安をあげるとすれば、今日の後半はグリーンを外すことが増えたグリーンへのアプローチショットです。初日以外はマイナスになっていて、3日間トータルでも1.294で10位と抜群に良いわけではありません。

グリーン周りの難しいコースのため、タイガーと言えどグリーンを外し続けるとスコアを崩してしまう可能性が高まります。前半のようにグリーンを捉え続ければ、今週は好調なパッティングがより生きてくるため、ワイヤー・トゥ・ワイヤーでの優勝の確率が高くなることは間違いありません。

ただ、追いかけてくる選手が百戦錬磨のロリー・マキロイ、ジャスティン・ローズという強者で安心はできません。

復活のシーズンとなった2017-2018年の最後を締めくくるツアーチャンピオンシップで、タイガー・ウッズの通算80勝目を成し遂げてくれることを期待しています。

最終ラウンドはロリー・マキロイとの組み合わせで午後2時5分(9月24日午前3時5分)にスタート予定です。

2.4. ROUND 4 (1位) 手堅いプレーでリードを守りきり優勝

最終ラウンドのタイガー・ウッズのホールバイホールとプレーの詳細は以下の表のとおりとなっています。

Tour Championship 2018_Tiger_R4

今日は2バーディ、3ボギーの「71」でプレーを終え、通算11アンダーで2位に2打差をつけて、2013年以来5年ぶり、PGAツアー通算80勝目となる勝利をあげました。

出だしの1番でバーディを奪い、差を広げた後は、ボギーを叩かない、スコアを落とさないマネジメントが続けます。

そのためピンの切られた狭いエリアをねらうというよりも、セーフティなショットの選択が多くなり、ピンに絡むようなショットを連発ということはありませんでした。

前半は1番で奪ったバーディを守ってハーフターンしたのですが、久しぶりの優勝争いでタイガーも緊張したのか、バックナインでは苦しみます。

10番パー4でティショットを右に曲げ、2打目はレイアップとなり、3打目は寄らずボギーでスタート時の12アンダーに戻ります。

12番で2.5mのバーディパットは外してしまいますが、13番パー4で4mを沈めて、一旦は13アンダーとして差を広げます。しかし、アイランドグリーンの15番パー3はあわや池というところに外してしまい、2打目もよらずボギー。今週苦しめられている16番パー4ではティショットを左に曲げて、2打目はレイアップとなり連続ボギーを叩いて、9アンダーのビリー・ホーシェルと3打差まで縮まります。

17番でもラフを渡り歩くピンチを迎えますが、これを凌いでパーセーブし、2位に2打差で最終ホールの18番パー5を迎えます。

ティショットをフェアウェイにおけば、勝利の可能性が高まるという状況でしたが、しっかりとフェアウェイの右サイドに運びます。

2打目はグリーン手前のバンカーにショートしますが、3打目で2.1mに寄せて、復活優勝を確実なものとします。最後のバーディパットはカップの左に外れますが、タップインパーで5年ぶり、1876日ぶりの復活優勝を遂げました。

タイガー・ウッズの優勝インタビューです。

4日間のスタッツは以下のとおりとなっています。

スタッツ Round 1 Round 2 Round 3 Round 4 Total Rank
ティショットの貢献度 1.134 0.233 1.043 -0.506 1.904 6
アプローチショットの貢献度 1.513 -0.126 -0.093 -0.138 1.156 14
ショートゲームの貢献度 0.455 1.325 0.146 -0.640 1.286 9
パッティングの貢献度 1.198 0.935 2.972 0.017 5.121 2
ショット全体の貢献度 3.102 1.432 1.095 -1.284 4.345 7
フィールド平均との差 4.300 2.367 4.067 -1.267 9.467 1
フェアウェイキープ率 71.43% 50.00% 71.43% 64.29% 64.29% T3
ドライビングディスタンス 310.1 305.6 304.3 297 304.2 13
ロンゲストドライブ 328 337 349 348 349 T18
サンドセーブ率 (2/2) (2/2) (2/3) (1/2) (7/9) 3
スクランブリング 100.00% 71.43% 71.43% 50.00% 70.83% 1
パーオン率 77.78% 61.11% 61.11% 66.67% 66.67% T14
パーオン時の平均パット 1.714 1.636 1.364 1.833 1.646 1

最終ラウンドのスタッツは良いものではありませんでした。しかし、3打差のリードを有効に生かしていくステディなゴルフで、後続にチャンスを与えませんでした。PGAツアー79勝、メジャー14勝の経験を活かした、復活優勝でした。