フェデックスカップ年間王者の決定方式が新シーズンから変更へ

毎年、ツアー全体の賞金総額は右肩上がりを続けているPGAツアーですが、それに慢心することなく、より魅力的なコンテンツであり続けるための工夫が続けられています。

PGAツアーは2018-19シーズンから全米プロを5月開催、プレーヤーズチャンピオンシップを3月開催にするなど、大胆なスケジュール変更を実施することをすでに発表しています。

PGAツアーは2018-19シーズンに大胆なトーナメントの開催スケジュール変更を実行します。 フラッグシップ(旗艦)トーナメン...

スケジュール変更の結果、これまで4試合で行われていたフェデックスカップ(FedexCup)プレーオフは4試合から3試合に変更され、それに伴ってポイントの配分などが見直されることが確実な状況となっていました。

その新しい年間王者決定のシステムについてアソシエイディット・プレスのダグ・ファーガソン氏が伝えています。

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ツアーチャンピオンシップで「スコアによるアドンバンテージ」を導入か

ダグ・ファーガソン氏は情報筋から得た2018-19シーズンの年間王者決定方法などの変更について、AP Sources: PGA plans major changes for revamped FedEx Cupという記事で伝えています。

Five people aware of the discussions say FedEx Cup points will not be involved in the final playoff event at East Lake. Instead, the No. 1 player would start the Tour Championship at 10-under par, with scores to par staggered depending on the 30 players’ position in the standings.

プレーオフ最終戦となるツアーチャンピオンシップでは、フェデックスカップ(FedexCup)ポイントを用いて年間王者を決定してきました。しかし、新シーズンからはツアーチャンピオンシップ前のランキングを元に、トップの選手には10アンダー、以下順位に応じてスコアのアドバンテージを与える方式が検討されているようです。

PGAツアーはツアーチャンピオンシップに出場する選手すべてに年間王者の可能性が残るように、一旦ポイントをリセットし、最終戦前のランキングに応じてポイントを配分し直してきました。このポイント配分によって、上位で最終戦を迎えた選手が有利になるようにシステムが設計されていました。

初回投稿日:2014年06月09日 最終更新日:2016年10月17日 PGAツアーにおけるフェデックスカップ(FeDex Cup)...

このシステムはそれなりに上手く機能していたのですが、以下のような問題からツアー側は改善に取り組んでいるようです。

The change eliminates the awkward moment — and divided attention — of one player winning the Tour Championship and another winning the FedEx Cup, which happened last year for the second time.

昨年はツアーチャンピオンシップをザンダー・ショウフレが制しましたが、年間王者のタイトルはジャスティン・トーマスが獲得しました。その結果、トーナメントを制した選手と年間王者になった選手に、メディアとファンの関心が分断されることになり、微妙な空気が生じる結果となってしまいました。この問題を解消するために、ポイントによるアドバンテージではなく、ストローク数によるアドバンテージを与える方式が検討されているということです。

フェデックスカップ(FedexCup)ランクのトップで最終戦を迎えた選手に10ストローク、2位の選手には9ストロークといったようなアドバンテージを与える方式であれば「トーナメントの勝者がそのまま年間王者になる」というシンプルな構造となります。

視聴する側にとっては「トーナメントの勝者が年間王者」と結果がわかりやすくなるため、よりトーナメントの戦いに入り込みやすくなり、盛り上がりが期待できます。

この他にも、フェデックスカップ(FedexCup)プレーオフに関することで、様々な変更が検討されているようで、ファーガソン氏の記事で伝えています。

記事で伝えられている来季からの変更内容は以下のとおりとなっています。


  • ツアーチャンピオンシップではポイントによるアドバンテージではなく、ストローク数によるアドンバンテージを与え、ツアーチャンピオンシップの勝者が年間王者になるシステムへの変更
  • スタート時点からストローク数に差異があるものの、そのアドバンテージを含めて最もスコアが良かった選手がツアーチャンピオンシップのトーナメント優勝者となる(アドバンテージを考慮しない4日間トータルで最もスコアが良かった選手が優勝とはならない)
  • レギュラーシーズン終了時点のフェデックスカップ(FedexCup)ランク上位3名にボーナス賞金。1位の選手には300万ドル(3億3000万円)。
  • レギュラーシーズンの最終戦は引き続きウィンダムチャンピオンシップになる可能性が高いものの、その前週に行われるWGC-フェデックス・セントジュード・インビテーショナルとなる可能性も存在。
  • ザ・ノーザントラストはリバティ・ナショナルと(デルテクノロジーズ選手権で使用されている)TPCボストンのローテーションで開催。
  • プレーオフの賞金総額3500万ドル、年間王者賞金1000万ドルはいずれも増額。

これらの内容は正式に決定したものではないため、最終的な調整で変更となる可能性はあるようです。

ツアーチャンピオンシップでの4ラウンド72ホールで、最もスコアが良かった選手がトーナメントで優勝できないという方式に賛否両論が巻き起こることが予想されます。

PGAツアーとフェデックスは、このプレーオフシリーズの冠スポンサー契約を10年更新しています。よりプレーオフシリーズンを盛り上がるための試みであることは間違いありません。上記のような内容が実施された場合に、どのような結果を生み出し、どのようなファンの反応を引き起こすのか注目されます。

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