全米プロゴルフ選手権2015が開催されるウィスリングストレイツゴルフコースのホール別の解説と動画をまとめたページです。
このシリーズの6回目の投稿となり、このページでは16番ホール、17番ホール、18番ホールの3ホールについて紹介しています。
目次
ウィスリングストレイツの18ホールの設定一覧
ウィスリングストレイツのホール毎の設定は以下の表のとおりとなっています。以下のホール毎のリンク先で、詳しい情報を見ることができます。
Hole | Name | Yards | Par |
---|---|---|---|
1 | アウトワード・バウンド(Outward Bound) | 408 | 4 |
2 | クロス・カントリー(Cross Country) | 593 | 5 |
3 | オーマン(O’Man) | 181 | 3 |
4 | グローリー(Glory) | 493 | 4 |
5 | スネイク(Snake) | 598 | 5 |
6 | グレムリンズイアー(Gremlin’s Ear) | 355 | 4 |
7 | シップレック(Shipwreck) | 221 | 3 |
8 | オン・ザ・ロックス(On the Rocks) | 507 | 4 |
9 | ダウン&ダーティ(Down and Dirty) | 449 | 4 |
OUT | 3805 | 36 | |
10 | ボヤージュ(Voyageur) | 361 | 4 |
11 | サンドボックス(Sand Box) | 618 | 5 |
12 | ポップアップ(Pop Up) | 143 | 3 |
13 | クリフハンガー(Cliff Hanger) | 404 | 4 |
14 | ウィドウズ・ウォッチ(Widow’s Watch) | 373 | 4 |
15 | グランド・スタンド(Grand Stand) | 518 | 4 |
16 | エンドレス・バイト(Endless Bite) | 569 | 5 |
17 | ピンチド・ナーブ(Pinched Nerve) | 223 | 3 |
18 | ダイアボリカル(Dyeabolical) | 500 | 4 |
IN | 7514 | 72 | |
Total | 3709 | 36 |
16. エンドレス・バイト(Endless Bite):569 YARDS/ PAR5
ウィスリングストレイツでは最も短いパー5となる16番ホールで、リスクと報酬の色合いが強く、バーディ以上が必要なホール。2オンするために多くのプレイヤーを、ドライバーでできる限り距離を稼ぎたい思いにさせる。
フェアウェイの右サイドはバンカー、左サイドはミシガン湖への崖となっているため、中央にティーショットを打つ方が良い。
アップヒルとなるセカンドショットでは多くの砂丘とバンカーを越える必要があるため、多くのプレイヤーを右サイドへ逃げたくさせる。レイアップしての3打目では、ミシガン湖と空が背景となるグリーンを狙うことになる。
17. ピンチド・ナーブ(Pinched Nerve):223 YARDS/ PAR3
17番の223ヤードのパー3は、ピート・ダイによる最も扱いにくいパー3の一つで、難易度がかなり高いホール。
グリーンの左サイドは6mほどの高低差がある巨大な砂丘とバンカーがあり、このバンカーにボールが捕まらない場合には、ミシガン湖に吸い込まれることになる。
また右サイドには急な傾斜の砂丘とバンカーがあるため正確なティーショットが要求される。
グリーン手前40ヤード付近にある大きな砂丘が、プレイヤーを左サイドへ誘うが、ミシガン湖への急な傾斜があるためリスクが高い。
グリーン右手前にあるバンカーをちょうど越えたあたりが一番安全な狙いどころで、グリーンを捉えることにつながる。
18. ダイアボリカル(Dyeabolical):500 YARDS/ PAR4
悪魔のようにひどいというdiabolicalをもじって、設計者のPete Dyeの名前を入れて”Dyeabolicalと名付けられが500ヤード・パー4の18番ホールで、この手強いホールでは”パー”は素晴らしいスコアで、2010年はバーディが14個しか出ていない。
会心のフェアウェイ右サイドへのティーショットはフェアウェイをキープできる可能性が高いが、グリーンへのセカンドショットはミドルアイアンもしくはロングアイアンが必要となる。
左サイドへの攻撃なティーショットは、より短い距離のセカンドショットにつながるが、そのためには砂丘とバンカーを越えるためにキャリーで300ヤードが必要になる。
ティーショットのランディングエリアはダウンヒルとなるため、距離が出すぎることで、砂丘やクリークへの崖ににつかまったりすることを避けなければならない。
アプローチショットはダウンヒルになるものの、グリーン周辺は風が渦巻いているため、巨大なグリーンの手前に配置されたクリークを越えるために、選手たちは大きめのクラブを選択する必要に迫られる。