全米プロゴルフ選手権2015が開催されるウィスリングストレイツゴルフコースのホール別の解説と動画をまとめたページです。
このシリーズの2回目の投稿となり、このページでは4番ホール、5番ホール、6番ホールの3ホールについて紹介しています。
目次
ウィスリングストレイツの18ホールの設定一覧
ウィスリングストレイツのホール毎の設定は以下の表のとおりとなっています。以下のホール毎のリンク先で、詳しい情報を見ることができます。
Hole | Name | Yards | Par |
---|---|---|---|
1 | アウトワード・バウンド(Outward Bound) | 408 | 4 |
2 | クロス・カントリー(Cross Country) | 593 | 5 |
3 | オーマン(O’Man) | 181 | 3 |
4 | グローリー(Glory) | 493 | 4 |
5 | スネイク(Snake) | 598 | 5 |
6 | グレムリンズイアー(Gremlin’s Ear) | 355 | 4 |
7 | シップレック(Shipwreck) | 221 | 3 |
8 | オン・ザ・ロックス(On the Rocks) | 507 | 4 |
9 | ダウン&ダーティ(Down and Dirty) | 449 | 4 |
OUT | 3805 | 36 | |
10 | ボヤージュ(Voyageur) | 361 | 4 |
11 | サンドボックス(Sand Box) | 618 | 5 |
12 | ポップアップ(Pop Up) | 143 | 3 |
13 | クリフハンガー(Cliff Hanger) | 404 | 4 |
14 | ウィドウズ・ウォッチ(Widow’s Watch) | 373 | 4 |
15 | グランド・スタンド(Grand Stand) | 518 | 4 |
16 | エンドレス・バイト(Endless Bite) | 569 | 5 |
17 | ピンチド・ナーブ(Pinched Nerve) | 223 | 3 |
18 | ダイアボリカル(Dyeabolical) | 500 | 4 |
IN | 7514 | 72 | |
Total | 3709 | 36 |
4. グローリー(Glory):493 YARDS/ PAR4
Glory=栄光
4番ホールは493ヤードと長いパー4で、視覚的にも威圧感があり、ウィスリングストレイツでも難しいパー4の1つ。2010年は4日間でわずかに18個しかバーディが出ていない。2004年は4.246で5番目、2010年は4.471で2番目の難易度となった難関ホール。
フェアウェイ左サイドへのティーショットは、ランディングゾーンはミシガン湖に向かって急激な傾斜あるため、バンカーと砂山へとボールが転がっていくのだが、フェアウェイ右サイドに大きな丘があるためプレイヤーは左サイドにボールを置きたがる。
グリーンが少し持ち上がっているため2打目はややアップヒルとなり、ミッドアイアンもしくはロングアイアンが必要になる。
グリーンはミシガン湖畔に断崖の上にあるためプレイヤーは、グリーンの右中央を狙わざるを得なくなる。
5. スネイク(Snake):598 YARDS/ PAR5
スネイク(Snake)、蛇という名称とおり池に囲まれたフェアウェイが大きく曲がりくねる598ヤードのパー5。
多くのプレイヤーは2オンを狙うことができないパー5ではあるものの、2004年は4.881で16番目、2010年は4.689で18番目の難易度となったバーディがとりたいホールの1つ。
1打目のランディングエリアがプレイヤーの2打目の選択を難しくする。2オンを狙うプレイヤーをキャリーで大きなウォータハザードを越える必要がある上に、グリーンは幅が狭く、ミスショットや左に外れることを許さない。
安全策をとるならばミドルアイアン、もしくはロングアイアンで3打目が良いアングルになるようにレイアップし、3打目でショートアイアンでグリーンを狙えるようにすると良い。
6. グレムリンズイアー(Gremlin’s Ear):355 YARDS/ PAR4
“Gremlin’s Ear=グレムリンの耳”
6番ホールは355ヤードとこのコースで最も短いパー4ですが、右へのドッグレッグが入っています。2004年は4.015で10番目、2010年は3.806で16番目の難易度となっています。
右へのドッグレッグによる影響と、ランディングエリアにあるバンカーを避けるために、フェアウェイ右サイドにボールが止まると、2打目はグリーンが見えないブラインドになる。
勇敢で飛距離のある選手はショートカットでグリーンを直接狙うかもしれないが、グリーン前方に深いポットバンカーが配置されているため、そこに入れることだけは避けなければならない。
グリーンに届かなくても、オーバーしても、右に外しても難しいアプローチが残ることになる。グリーンは奥行きがなく、アンジュレーションが強く、ラインを読むのが難しい。