PGAツアーのなかではインビテーショナル(招待)という形式を許されているトーナメントが5つあります。
その5つとはアーノルドパーマー・インビテーショナル、RBCヘリテージ、ザ・メモリアル・トーナメント、クイッケンローンズナショナル、クラウンプラザ・インビテーショナルです。
これらのトーナメントはPGAツアーのプライオリティ・ランキングシステム(Priority Ranking System)を使用することなく、出場する選手を自由に選択することができ、フィールドも120名から132名程度に絞られています。
これらの5つのトーナメントのうちクイッケンローンズナショナルとRBCヘリージは出場資格に前年のフェデックスカップランキング125位というものがあるため、PGAツアーのレギュラーシーズンでシード権を獲得したプレーヤーは基本的に出場権があります。しかし、その他の3つのトーナメントは、PGAツアーのシード権を持っているだけでは出場することのできないトーナメントです。
そのインビテーショナル(招待)の1つであり、出場資格がより厳格なクラウンプラザ・インビテーショナル2015の出場資格と有資格者の一覧です。
なお、松山英樹はメモリアルの優勝やプレジデンツカップ出場により出場資格を有し、石川遼は前年のフェデックスカップランキングにより出場資格を獲得できる見込みです。
初回投稿日:2015年3月24日
最終更新日:2015年3月25日
目次
- クラウンプラザ・インビテーショナル2015の出場資格と有資格者の一覧
- 1. クラウンプラザ招待の過去の優勝者
- 2. マスターズの近年5年間(2011-2015)の優勝者
- 3. 全米オープン、全米プロゴルフ選手権、全英オープンの近年5年間(2010-2014)の優勝者
- 4. ツアーチャンピオンシップの近年3年間の優勝者
- 5. 世界ゴルフ選手権シリーズ(WGC)の近年3年間(2012-2014)の優勝者
- 6. 前年のクラウンプラザ招待後にPGAツアーが共催もしくは承認するトーナメントでの優勝者
- 7. ライダーカップ2014のアメリカチームの出場選手
- 8. PGAツアーメンバーで2014年のライダーカップにおける欧州チームの出場選手と2013年のプレジデンツカップにおけるインターナショナルチームの出場選手
- 9. 2013年のプレジデンツカップにおけるアメリカチームの出場選手
- 10. チャンピオンズチョイス(近年2年間のクラウンプラザ招待の優勝者が1名を指名できる)
- 11. 前年のクラウンプラザ招待で15位タイ以上の選手
- 12. 最大で12名がトーナメントにより招待(うち2名はウェブドットコムから)
- 13. マスターズ2015終了直後の世界ランキング50位以内
- 14. 2014年フェデックスカップランキングのトップ80
- 15. 前年の賞金ランキング80位相当以上の賞金を今シーズン獲得しているPGAツアー以外のメンバー
- 16. プレーヤーズ選手権2015終了時点の最新フェデックスカップランキングで80位以内の選手
クラウンプラザ・インビテーショナル2015の出場資格と有資格者の一覧
クラウンプラザ・インビテーショナル2015の出場資格の一覧は以下のとおりとなっています。
- クラウンプラザ招待の過去の優勝者
- マスターズの近年5年間(2011-2015)の優勝者
- 全米オープン、全米プロゴルフ選手権、全英オープンの近年5年間(2010-2014)の優勝者
- ツアーチャンピオンシップの近年3年間の優勝者
- 世界ゴルフ選手権シリーズ(WGC)の近年3年間(2012-2014)の優勝者
- 前年のクラウンプラザ招待後にPGAツアーが共催もしくは承認するトーナメントでの優勝者
- 2014年のライダーカップのアメリカチームの出場選手
- PGAツアーメンバーでライダーカップ2014における欧州チームの出場選手とプレジデンツカップ2013におけるインターナショナルチームの出場選手
- プレジデンツカップ2013におけるアメリカチームの出場選手
- チャンピオンズチョイス(近年2年間のクラウンプラザ招待の優勝者が1名を指名できる)
- 前年のクラウンプラザ招待で15位タイ以上の選手
- 最大で12名がトーナメントにより招待(うち2名はウェブドットコムから)
- マスターズ2015終了直後の世界ランキング50位以内
- 2014年フェデックスカップランキングのトップ80
- 前年の賞金ランキング80位相当以上の賞金を今シーズン獲得しているPGAツアー以外のメンバー
- プレーヤーズ選手権2015終了時点の最新フェデックスカップランキングで80位以内の選手
1. クラウンプラザ招待の過去の優勝者
クラウンプラザ招待の過去の優勝者に出場資格が与えられます。
- 2014:アダム・スコット
- 2013:ブー・ウィークリー
- 2012:ザック・ジョンソン
- 2011:デビッド・トムズ
- 2010:ザック・ジョンソン
- 2009:スティーブ・ストリッカー
- 2008:フィル・ミケルソン
- 2007:ロリー・サバティーニ
- 2006:ティム・ヘロン
- 2005:ケニー・ペリー
- 2004:スティーブ・フルズチ
- 2003:ケニー・ペリー
- 2002:ニック・プライス
- 2001:セルヒオ・ガルシア
- 2000:フィル・ミケルソン
他多数
2. マスターズの近年5年間(2011-2015)の優勝者
マスターズの近年5年間(2011-2015)の優勝者に出場資格が与えられます。
- 2015:4月12日に決定
- 2014/2012:バッバ・ワトソン
- 2013:アダム・スコット
- 2011:チャール・シュワルツェル
3. 全米オープン、全米プロゴルフ選手権、全英オープンの近年5年間(2010-2014)の優勝者
全米オープン、全米プロゴルフ選手権、全英オープンの近年5年間(2010-2014)の優勝者は以下のとおりで、出場資格が与えられます。
【全米オープン】
- 2014:マルティン・カイマー
- 2013:ジャスティン・ローズ
- 2012:ウェブ・シンプソン
- 2011:ロリー・マキロイ
- 2010:グレアム・マクダウェル
【全米プロゴルフ選手権】
- 2014:ロリー・マキロイ
- 2013:ジェイソン・ダフナー
- 2012:ロリー・マキロイ
- 2011:キーガン・ブラッドリー
- 2010:マルティン・カイマー
【全英オープン】
- 2014:ロリー・マキロイ
- 2013:フィル・ミケルソン
- 2012:アーニー・エルス
- 2011:ダレン・クラーク
- 2010:ルイ・ウーストハイゼン
4. ツアーチャンピオンシップの近年3年間の優勝者
ツアーチャンピオンシップの近年3年間の優勝者に出場資格が与えられます、該当する選手は以下のとおりとなっています。
- 2014:ビリー・ホーシェル
- 2013:ヘンリック・ステンソン
- 2012:ブラント・スネデカー
5. 世界ゴルフ選手権シリーズ(WGC)の近年3年間(2012-2014)の優勝者
近年3年間の世界ゴルフ選手権シリーズの優勝者に出場資格が与えられます。この資格に該当する選手は以下のとおりとなっています。
【WGC-HSBCチャンピオンズ】
- 2014:バッバ・ワトソン
- 2013:ダスティン・ジョンソン
- 2012:イアン・ポールター
【WGC-キャデラックチャンピオンシップ】
- 2015:ダスティン・ジョンソン
- 2014:パトリック・リード
- 2013:タイガー・ウッズ
【WGC-キャデラックマッチプレー】
- 2015:5月3日確定
- 2014:ジェイソン・デイ
- 2013:マット・クーチャー
【WGC-ブリヂストン招待】
- 2014:ロリー・マキロイ
- 2013:タイガー・ウッズ
- 2012:キーガン・ブラッドリー
6. 前年のクラウンプラザ招待後にPGAツアーが共催もしくは承認するトーナメントでの優勝者
【2013-2014シーズン】
- HPバイロン・ネルソン選手権:ブレンドン・トッド
- クラウンプラザ招待:アダム・スコット
- ザ・メモリアル・トーナメント:松山英樹
- トラベラーズ選手権:ケビン・ストリールマン
- クイッケンローンズナショナル:ジャスティン・ローズ
- グリーンブリアクラシック:アンヘル・カブレラ
- ジョンディアクラシック:ブライアン・ハーマン
- ウィンダムチャンピオンシップ:カミロ・ビジェガス
- ザ・バークレイズ:ハンター・メイハン
- ドイツバンク選手権:クリスカーク
- BMW選手権:ビリー・ホーシェル
- ツアーチャンピオンシップ:ビリー・ホーシェル
【2014-2015シーズン】
- フライズドットコムオープン:べ・サンムン
- シュライナーズホスピタルOP:ベン・マーティン
- マックグラッドリークラシック:ロバート・ストレブ
- CIMBクラシック:ライアン・ムーア
- WGC-HSBCチャンピオンズ:バッバ・ワトソン
- サンダーソンファームズチャンピオンシップ:ニック・テイラー
- OHLクラシック:チャーリー・ホフマン
- ヒュンダイ・トーナメント・オブ・チャンピオンズ:パトリック・リード
- ソニーオープン・イン・ハワイ:ジミー・ウォーカー
- ヒューマナ・チャレンジ:ビル・ハース
- ウェストマネジメントオープン:ブルックス・ケプカ
- ファーマーズインシュランスOP:ジェイソン・デイ
- AT&Tペブルビーチナショナルプロ・アマ:ブラント・スネデカー
- ノーザントラストオープン:ジェームズ・ハーン
- ザ・ホンダクラシック:パドレイグ・ハリントン
- WGC-キャデラック選手権:ダスティン・ジョンソン
- プエルトリコ・オープン:アレックス・チェイカ
- バルスパー選手権:ジョーダン・スピース、
- アーノルドパーマー招待:マット・エブリー
- バレロテキサスオープン:未確定
- シェルヒューストンオープン:未確定
- RBCヘリテージ:未確定
- チューリッヒクラシック:未確定
- WGC-マッチプレー:未確定
- ザ・プレーヤーズ選手権:未確定
- ウェールズファーゴ選手権:未確定
7. ライダーカップ2014のアメリカチームの出場選手
米国チーム
- バッバ・ワトソン
- リッキー・ファウラー
- ジム・フューリック
- ジミー・ウォーカー
- フィル・ミケルソン
- マット・クーチャー
- ジョーダン・スピース
- パトリック・リード
- ザック・ジョンソン
- キーガン・ブラッドリー
- ハンター・メイハン
- ウェブ・シンプソン
8. PGAツアーメンバーで2014年のライダーカップにおける欧州チームの出場選手と2013年のプレジデンツカップにおけるインターナショナルチームの出場選手
【ライダーカップ2014の欧州チーム出場選手】
- ロリー・マキロイ
- ヘンリック・ステンソン
- ビクター・デュビッソン
- ジェイミー・ドナルドソン
- セルヒオ・ガルシア
- ジャスティン・ローズ
- マルティン・カイマー
- トーマス・ビヨーン
- グラエム・マクダウェル
- スティーブン・ギャラハー
- イアン・ポールター
- リー・ウエストウッド
【プレジデンツカップ2013のインターナショナルチーム出場選手】
- アダム・スコット
- ジェイソン・デイ
- チャール・シュワルツェル
- アーニー・エルス
- ルイ・ウーストハイゼン
- 松山英樹
- ブランデン・グレース
- グラハム・デラート
- ブレンドン・デ・ヨング
- リチャード・スターン
9. 2013年のプレジデンツカップにおけるアメリカチームの出場選手
プレジデンツカップ2013のアメリカチームの出場選手は以下のとおりとなっています。
- タイガー・ウッズ
- ブラント・スネデカー
- フィル・ミケルソン
- マット・クーチャー
- ジェイソン・ダフナー
- キーガン・ブラッドリー
- スティーブ・ストリッカー
- ビル・ハース
- ハンター・メイハン
- ザック・ジョンソン
- ウェブ・シンプソン
- ジョーダン・スピース
10. チャンピオンズチョイス(近年2年間のクラウンプラザ招待の優勝者が1名を指名できる)
アダム・スコットとブー・ウィークリーがそれぞれ1人を指名し、そのプレーヤーが出場資格を手にすることができます。
11. 前年のクラウンプラザ招待で15位タイ以上の選手
クラウンプラザインビテーショナル2014で15位タイ以上となった選手は以下のとおりとなっています。
1位 アダム・スコット
2位 ジェイソン・ダフナー
3位T ニコラス・トンプソン、フレディ・ヤコブセン
5位T デビッド・リングマース、ライアン・パーマー、ブレンドン・トッド、ジョン・センデン、デビッド・トムズ
10位T マイケル・トンプソン、ジミー・ウォーカー、ケビン・チャッペル、松山英樹
14位T ダスティン・ジョンソン、グラハム・デラート、ジョーダン・スピース、ボーバン・ペルト、ブライアン・デービス、クリス・カーク
12. 最大で12名がトーナメントにより招待(うち2名はウェブドットコムから)
最大で12名がトーナメント側より招待されます。なお、そのうち2名は下部ツアーであるウェブコムツアーから選出されることになっています。
13. マスターズ2015終了直後の世界ランキング50位以内
2015年4月12日のマスターズ最終日終了直後の世界ゴルフランキングで上位50位以内のプレーヤーに出場資格が与えられます。
14. 2014年フェデックスカップランキングのトップ80
2013-14シーズンのフェデックスカップランキングの上位80名に出場資格が与えられます。
なお、石川遼は最終のフェデックスカップランキングが75位だったため、この条件により出場資格を満たすと予想されます。
15. 前年の賞金ランキング80位相当以上の賞金を今シーズン獲得しているPGAツアー以外のメンバー
PGAツアーの正式メンバー以外のプレーヤーの中で、PGAツアー公式戦での獲得賞金が前シーズンの賞金ランキング80位以上の賞金額を稼いでいた場合に出場資格が与えられます。なお2013-14年シーズンの賞金ランキング80位はケビン・チャッペルの134万3412ドルとなっています。
16. プレーヤーズ選手権2015終了時点の最新フェデックスカップランキングで80位以内の選手
2015年プレーヤーズ選手権終了時点の最新フェデックスカップランキングで80位以内の選手に出場資格が与えられます。なお、フルフィールド(120名)に到達するまで81位以下の選手に出場資格が与えられます。
2015年5月10日に確定
コメント
golfさん、詳しい説明をありがとうございます。
前年のフェデックスカップランキングのトップ80での出場と言うことですが、75位は結構際どかったですね。
石川選手、今後シード権確保が確実になっても国内ツアーに参戦すること無く、ポイントを積み重ねる必要が有りますね。
小さいころからの夢であり、目標であるマスターズやメジャー制覇を達成するなら、PGAツアーで勝負し続けることが重要だと思います。日本に帰って、いろいろと調整することはあるのだとは思いますが、できる限りPGAツアーで頑張って欲しいです。