PGAツアーとその下部ツアーの入れ替え戦であるウェブドットコムツアー・ファイナルズが8月28日から開幕しています。
昨年は石川遼がこの入れ替え戦で今季(2013-14年シーズン)のシード権を獲得しています。そのウェブドットコムツアーファイナルに、今田竜二が来季のPGAツアーシード権をかけて参戦中です。
その入れ替え戦となるウェブドットコムツアーファイナルズの概要と、参戦中の今田竜二の結果速報です。
目次
ウェブドットコムツアーファイナルズの概要-日程・出場資格・シード権獲得の条件
ウェブドットコムツアーファイナルズは4戦で構成されていて、PGAツアー、ウェブドットコムツアー、とそれ以外のツアーの選手での出場条件・資格を満たすプレーヤーによって争われます。
そしてこのファイナルズの4戦終了後に、ウェブドットコムツアーの年間賞金ランキングとファイナルズ4戦の賞金ランキングに応じて、合計50名に来季のPGAツアーのシード権が与えられます。
ファイナルズのトーナメント日程と賞金
トーナメント4戦の日程と賞金は以下のとおりとなっています。
- ホテルフィットネスチャンピオンシップ(08/28-08/31)
賞金総額100万ドル・優勝賞金18万ドル - チキータクラシック(09/04-09/07)
賞金総額100万ドル・優勝賞金18万ドル - ネーションワイド・チルドレンズ・ホスピタル・チャンピオンシップ(09/11-09/14)
賞金総額100万ドル・優勝賞金18万ドル - ウェブドットコムツアーチャンピオンシップ(09/18-09/21)
賞金総額100万ドル・優勝賞金18万ドル
ウェブドットコムツアーファイナルズの出場資格
以下の条件を満たす選手にウェブドットコムツアー・ファイナルズ(Web.com Tour Finals)への出場権が与えられます。
- PGAツアーの来季のシード権を獲得できなかったフェデックスカップランキング126位から200位の選手
- ウェブドットコムツアーの賞金ランキングの75位までの選手
- 上記両ツアー以外の選手でフェデックスカップランキング126位から200位相当のポイントを獲得した選手
来季のPGAツアーのシード権を獲得するには?
このウェブドットコムツアー・ファイナルズの結果、合計50名の選手に制限はあるものの来季のシード権が与えられます。シード権の基準は以下のとおりとなっています。
- ウェブドットコムツアーのレギュラーシーズンの賞金ランク上位25名
レギュラーツアーで25位に入った選手のうち、1位の選手にはフルシード権が与えられますが、それ以下の選手には優先順位がある制限付きのシード権となります。 - 上記の選手を除いたファイナルズ4戦の賞金ランクの上位25名
このランクで1位の選手にはフルシード権が与えられますが、それ以下の選手には優先順位がある制限付きのシード権
この基準により、50名の枠うち、すでに25名は決定していることになりますので、ウェブドットコムツアー・ファイナルズに割り当てられているシード権は実質25枠ということになります。
ウェブドットコムツアーのレギュラーシーズンでシード権を確定させている選手が、このファイナルズに出場することの大きな目的は、(1)1位となってフルシード権を獲得すること、それが出来ない場合は、(2)シード権の優先順位をあげることとなります。
レギュラーシーズンでトップ25に入った選手たちは、レギュラーシーズンでファイナルズの賞金を合計して、その賞金額に応じて、シード権の優先順位を決定します。
またそれ以外の選手にとってファイナルズは、(1)シード権を獲得すること、そしてなるべくなら上位に入り、(2)シード権の優先順位を高くすることが大きな目的となります。
石川遼がファイナルズの結果で、今季(2013-14年)のシード権を獲得しながらも、エントリーしても出場枠がもらえないことがあったのは、この制限付きシード権が理由です。制限付きのシード権では、フルシードの選手が多くエントリーしたり、制限付きのシード権でも優先順位が上の選手がエントリーして枠が埋まると、出場できなくなるからです。
今田竜二が2014-15シーズンのPGAツアーのシード権を獲得するには?
では、今田竜二が2014-15シーズンのPGAツアーのシード権を獲得するには、具体的にはどのような結果が必要なのでしょうか?
今田竜二はPGAツアーのフェデックスカップランキングでは195位で、ウェブドットコムツアーの賞金ランキングは152位(1万6,339ドル)となっていますので、ファイナルズでシード権を獲得する必要があります。
今田竜二が来季のシード権を確実に手にするためには、このファイナルズの賞金ランキングで25位以内に入ることです。そしてシード権獲得の可能性は低いものの、理論上は50位以内に入れば、ウェブドットコムツアーメンバーの結果次第ではシード権を手にする可能性があります。
極端な例であれば、ウェブドットコムツアーのレギュラーシーズンでシード権をすでに確定させている25名が、ファイナルズの賞金ランク49位までに全員が入った場合は、50位の選手もシード権を獲得できるからです。
25位以内であれば自力でシード権を確定できますが、そうでない場合は他力本願となりますので、このラインが重要になります。
そのため今田竜二にとって最優先課題は、4戦で構成されるファイナルズの賞金ランキング25位以内に入ることで、それに次いで必要なのはなるべく上位に入って、シード権の優先順位をあげることになります。
今田竜二のウェブドットコムツアー・ファイナルズ2014の結果
今田竜二のウェブドットコムツアー・ファイナルズでの結果は以下のとおりとなっています。
- ホテルフィットネスチャンピオンシップ(08/28-08/31)
予選落ち - チキータクラシック(09/04-09/07)
予選落ち - ネーションワイド・チルドレンズ・ホスピタル・チャンピオンシップ(09/11-09/14)
予選落ち - ウェブドットコムツアーチャンピオンシップ(09/18-09/21)
予選落ち
コメント
お疲れ様です。。
今田プロ・第Ⅰ戦予選落ちでしたか。
今田プロも応援してたのですが・中々上手く行ってませんね。
2戦目から、何としてもシード権を取って、復活して欲しいです
あとの残り3戦で一回でもトップ10もしくはトップ5があると、後の展開がかなり有利になるので、どこかで爆発してくれることを自分も期待して応援しているところです。日本ツアーのシード権もないから、何とかシード権をとってもらいたいです。
自信を持ってプレーして欲しいです。楽しみにしています。
非常に残念なのですが、最終戦も予選通過できず、来季のシード権は確保できませんでした。今後、どのような身の振り方をするのか気になります。