このページでは2016年におけるPGAツアーとその下部ツアーであるウェブドットコムツアーとの入れ替え戦であるウェブドットコムツアーファイナルズについてまとめています。
なお、2017年のウェブドットコムツアーファイナルズ(入れ替え戦)の情報は「ウェブドットコムツアー・ファイナルズ(入れ替え戦)2017の概要」にまとめています。
目次
1. ウェブドットコムツアーファイナルズの概要
ウェブドットコムツアーファイナルズはPGAツアーのシード権を確保できなかった選手と下部ツアーであるウェブドットコムツアーの選手などが出場し、PGAツアーの出場資格を争う入れ替え戦です。
ウェブドットコムツアーファイナルズ2016はDAPチャンピオンシップ、アルバートソンボイシオープン、ネイションワイドチルドレンズホスピタルチャンピオンシップ、ウェブドットコムツアーチャンピオンシップの計4戦で行われます。
それぞれのトーナメントの賞金総額は100万ドルで、優勝賞金は18万ドルとなっています。
この4戦での獲得賞金ランキングで上位に入った選手にPGAツアーの出場資格が与えられ、さらにその賞金ランキングに応じて、PGAツアーでのエントリーの優先順位が決定されます。
2. ウェブドットコムツアーファイナルズ2016の出場資格
ウェブドットコムツアーファイナルズに出場するためには以下の出場資格を満たす必要があります。
- PGAツアーの来季のシード権を獲得できなかったフェデックスカップランキング126位から200位の選手
- ウェブドットコムツアーの賞金ランキングで上位75位までの選手
- 上記両ツアーに所属しない選手でフェデックスカップランキング126位から200位相当のポイントを獲得した選手
2015年に岩田寛は3番目の資格でこのファイナルズに出場することができ、2015-16シーズンのPGAツアーの出場資格を獲得しています。
2013年には石川遼が1番目の資格でファイナルズに出場し、2013-14シーズンのPGAツアーの出場資格を獲得していますが、2016年は岩田寛がこのカテゴリーで参戦する予定です。
3. PGAツアーカードを獲得するには?
ウェブドットコムツアー・ファイナルズの4戦を経て、合計50名の選手に来季のPGAツアーの出場資格が与えられます。
そのための条件とは以下のとおりとなっています。
1. ウェブドットコムツアーのレギュラーシーズンの賞金ランク上位25名
ウェブドットコムツアーのレギュラーシーズンの賞金ランキングで1位の選手には自動的にフルシード権(23番目の優先順位)が与えられます。それ以外の2位から25位選手には、その選手間で優先順位がつけられる制限付きのシード権(26番目の優先順位)となります。
2. 上記の選手を除いたファイナルズ4戦での賞金ランクの上位25名
このファイナルズ4戦での賞金ランキング1位の選手にはフルシード権(23番目の優先順位)が与えられます。それ以下の選手には優先順位がある制限付きのシード権(26番目の優先順位)が与えられます。
この基準により、ウェブドットコムツアーファイナルズに割り当てられている50名の枠うち、開幕前の時点で、25名の枠は埋まっていることになりますので、ウェブドットコムツアー・ファイナルズに割り当てられている実質的なシード権の枠は”25″ということになります。
岩田寛は昨年と同様に2番目の条件を満たすことで来季の出場資格を得ることができます。
この入れ替え戦経由の出場資格は、PGAツアーの出場資格の中でエントリーの優先順位は低く26番目となっているため、エントリーしても出場できないことが少なくありません。
さらにウェブドットコムツアーファイナルズで得られる出場資格は、制限シードとも言えるもので、26番目のカテゴリー内のエントリーの優先順位の入れ替えがシーズン中に6回ほど定期的に行われます。
2015-16シーズンでは以下のタイミングで行われています。
- RSMクラシック(2015/11/22)
- ノーザントラストオープン(2016/02/21)
- シェル・ヒューストンオープン(2016/04/03)
- ウェルズファーゴチャンピオンシップ(2016/05/08)
- フェデックスセントジュードクラシック(2016/06/12)
- ザ・グリーンブライヤークラシック(2016/07/10)
このウェブドットコムツアーファイナルズは出場資格の獲得のみならず、PGAツアーの26番目の出場資格内での高い優先順位を確保するためにも重要なものとなります。
4. ウェブドットコムツアーファイナルズ2016の日程・コース
ウェブドットコムツアーファイナルズ2016の日程と開催コースは以下のとおりとなっています。
第1戦:DAPチャンピオンシップ(09/08-11)
・カンタベリーゴルフクラブ(オハイオ州)
・グリーン:ベント/フェアウェイ:ベント
第2戦:アルバートソンボイシオープン(09/15-18)
・ヒルクレストカントリークラブ(アイダホ州)
・グリーン:ベント/フェアウェイ:ベント
・パー71・6769ヤード
第3戦:ネイションワイドチルドレンズホスピタルチャンピオンシップ(09/22-25)
・オハイオ州立大学ゴルフクラブ・スカーレットコース(オハイオ州)
・グリーン:ベント/フェアウェイ:ベント
最終戦:ウェブドットコムツアーチャンピオンシップ(10/06-09)
・アトランティックビーチカントリークラブ(フロリダ州)
・グリーン:バミューダ
コメント
おはようございます。
これはハードなスケジュール日程・・
この間に、国内戦も入るわけですねぇ。
これを乗り越えてくれるとちょぴり笑顔が出てきますし
2年目に入ってコ-スも分かってくるかと思います。
何とか頑張って欲しいと願ってやみません。
ゆりさん、コメントありがとうございます。
入れ替え戦だけでもハードなスケジュールで、来季の出場資格を獲得した後もハードになるので、国内戦の負担を軽くしてあげてもらいたいです。
今年の経験が来年に活きるはずなので、何とか乗り越えてもらいたいです。
golfさん、ファイナルズの概要ありがとうございます。
どう考えても国内との掛け持ちは非現実的ですね。
皆さんが仰るように義務試合免除してもらわないと。
また、もしもの場合、147位では来シーズン、ウェブドットコムに出場しながらレギュラーにはどの程度出場出来るのでしょうね。
マチダさん、コメントありがとうございます。
5試合の出場義務試合数をこなすのは理論上は可能ですが、現実にやるのはかなり厳しいと思います。JGTOには改正をしてもらいたいです。
125-150位の資格が獲得できた時点で、このカテゴリーでどれくらい出場できるのか調べて記事にする予定です。
まずはこの資格を確保してくれることを願っています。